ロータリーの友１１月号の「よねやまだより」で米山奨学制度の誕生についての記事が掲載されています。米山については皆さんよくご存知で、昭和２７年に東京ロータリークラブが日本のロータリーの創立者である故米山梅吉氏の遺徳を偲んで基金を設立してアジアから留学生を招いたのが始まりです。米山第１号の奨学生はタイ人で、東京大学の農学部修士に入学し帰国後、役人となりタイ国の絹の増産に貢献したのですが１９９０年に６０歳前後で亡くなっております。

　そのようなことは知っているのですが、ところが、当初、ビルマからも１名を招く予定で、ビルマにあるラングーンロータリークラブに人選を依頼したんだというのです。ビルマからは入国手続きに事情があって来れませんでした。現在、ミャンマーにはロータリークラブはありませんが、当時ビルマにもロータリークラブがあり、まぼろしの米山奨学生がいたことを始めて知りました。

　我がクラブは今年度、世界社会奉仕委員会でミャンマーへの何らかの支援を考えておりますがそのような米山の誕生当時の事情を知りますと、私達の手でいつの日にか幻の奨学生が幻でないようにお手伝いをしたいと思うのです。その後、ミャンマーから奨学生がきているのかどうかは良くは知りませんが、私たちが一緒になってそんなことを実現できればいいのだがと思っています。皆さん、どうでしょうか。